CDC (Cursa di Ciclopi)2023/4/22-29
59人が出走し、38人が完走。
主催者から招待を受けたので、これを機になんでも見てこようと参加。コースは島の北部のチェファルーを起点に内陸の山地からエトナ山まで大きく巡り500キロ超。念願の地元開催がかなったことで、前夜祭では主催者がケーキカットの際に涙する場面もありました。
スタートは海辺の教会から商店街を抜けていきます。序盤は最後尾付近で夕焼けや雲海を楽しみつつ進みます。
その日は宿泊所にたどり着けなかったため、給水所のテントでエマージェンシーシートに包まって仮眠しました。
2日目以降は同じペースの集団ができました。わりと早いのに下りになると遅いのはシンガポール人。登りはビルの階段で練習できるけど、激下りの斜面で足を滑らせながら下るのは初とのことで、下りで追い抜き、登りで追いつかれる繰り返しになりました。
シチリア最高峰のエトナ山に近くなり、標高1600mを超えると積雪が現れ、その後は暴風雪のため山頂ルートがカットされました。そのため別ルートを進むことになりましたが、途中で高さ約3mの門が閉まっていて通れません。よく見ると近くにドラム缶があり、途中に足をかけられそうなチェーン錠があり、裏にはいくつか横の梁あり。1分ぐらい考えて、これらを組み合わせてぶじ乗り越えられました。
3日目以降は体も順応してきたので景色も楽しみます。廃線跡、ストーンヘンジのような山頂の造形、額縁やピラミッド状のアートもありました。海岸線を丘から眺めると、海の濃いブルーと街並みのオレンジ色の瓦がビビッドで、今でも記憶に残っています。
4日めの街中では黒塗りの高級車が急に止まり、スーツにサングラスのマフィアらしき人が近づいてきました。「え?なんかやらかした?」と焦りましたが、近づいたら強面が一変し、一緒にセルフィーを撮って握手して戻っていきホッとしました。
終盤になると睡眠不足から幻覚を見るようになりました。新しい場所に来ても「さっき通ったところじゃない?」と逆戻りをする場面もしばしば。少々不安になったあたりで地元のランナーが伴走する形になって道迷いは解消。急遽主催者が用意したのか、真夜中に高級ホテルのスイートに20人ぐらいで3時間だけ雑魚寝する場面もありました。
最終日にゴールできれば完走扱いとのことで少し安心しながら、4時過ぎにスタートと同じ教会の広場へゴール。優勝したマルコも、顔なじみのイタリア人DJもいて戻ってきた感いっぱい。
終わったら翌日から観光スタート。映画の舞台にもなったチェファルー、タオルミーナ、パレルモといった名所は、それほど観光地化されておらず、映画と同じ空気感を感じました。普通だと縁のない海外の場所や現地の人たちとの交流へのきっかけになるのもトレイルランニングの魅力です。
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映画のゴッドファーザー、グランブルー、ニュー・シネマ・パラダイスの舞台となっており、どこも映画のシーンを彷彿させる雰囲気がそのまま残っています。しかしグランブルーの映画に出たホテルに泊まろうとチェックしたら一泊60万円と、一生縁がないとこでした🤣
この大会は翌年も開催されるはずが、なぜか予告だけで終了。その後は音沙汰なし。
トレイルランニングの大会は1回で終了してしまうことがよくあるので、まず1回様子を見てから参加、は幻に終わることが多いです。









