2025年は、複数回に分けて九州を一周するロングライドに挑戦している。
11月12日から25日までの14日間、熊本駅を出発し、福岡県・佐賀県南部を経て長崎駅までを走破した。
本記事では、その第三弾となる旅の日々を綴っていく。
DAY11:2025年11月22日(土)
長崎
長崎
移動距離:31km(累計571km)
累積標高差:665m(累計5,218m)
平和の重みを知る― 原爆資料館と平和公園
まずは自転車で長崎原爆資料館へ向かった。 展示物の数々はあまりにも衝撃的で、直視するのがつらいものばかりであった。
続いて徒歩で原子爆弾落下中心地碑、平和公園を巡る。 平和祈念像は、右手が原爆の脅威、左手が平和を示し、閉じた目は戦争犠牲者の冥福を祈る姿を表している。
1945年8月9日午前11時2分。 長崎に投下された原子爆弾は、この場所の上空約500mで炸裂した。 二度と同じ悲劇が繰り返されることのないよう願いながら、平和の尊さを改めて噛みしめた。
静かに残る被爆の痕跡 ― 浦上天主堂と一本柱鳥居
その後、原爆で倒壊し再建された浦上天主堂を訪れた。
さらに被爆遺構である一本柱鳥居へと足を運んだ。静かに佇むその姿は、今なお原爆の悲惨さを無言で語り続けているように感じられた。
異国文化が交差する街 ― 長崎の歴史を巡る
日本二十六聖人記念館、長崎歴史文化博物館、サント・ドミンゴ教会跡資料館なども見て回った。 鎖国の時代から続く異国文化と信仰の歴史が、この街の成り立ちを形づくってきたことを実感する時間だった。
坂だらけの街・長崎 ― 稲佐山へ自転車で挑む
旅の締めくくりは稲佐山の夜景。 ロープウェイの利用も考えたが、6.5km・累積標高250mの登坂に自転車で挑戦することにした。
山頂駐車場は通行止めで中腹までしか行けなかったものの、それでも十分に厳しい。 2度ほど休憩を挟み、なんとか中腹へ到達した。 長崎の坂は、本当に容赦がない。
そこからスロープカーで山頂へ向かい、日の入り前から完全に暗くなるまで、長崎の夜景を眺め続けた。
走らない日も、腹は減る ― 長崎グルメを味わう
昼食は名物・長崎ちゃんぽん。 鶏がらスープに具材と野菜の旨味が溶け込み、身体に染み入る味わいであった。
夕食はご当地グルメのトルコライス。 ワンプレートにオムレツ、ピラフ、ハンバーグ、コロッケ、パスタ、サラダが並ぶ洋食の狂宴で、こちらも文句なしに旨かった。
街から街への大移動ではなく長崎市街地を移動し、長崎の歴史と記憶に向き合った一日であった。明日からは自転車を休め、徒歩で長崎市内観光を楽しみたい。







