2025年は複数回に分けて九州を一周するロングライドに挑戦している。その第二弾の記録をお届けする。7月22日から8月4日までの14日間、鹿児島県・志布志港から熊本までを走破した。総走行距離は955km、累積標高差は9,560mに及んだ。
DAY14:2025年8月4日(月)
熊本市→熊本駅→(新幹線・輪行)→品川駅→自宅
走行距離:14km(累計955km)
獲得標高:72m(累計9,560m)
雨に打たれて走り出す最終日
最終日は朝から本降りの雨であった。雨が弱まったタイミングで宿泊先を立ったが、また本降りに。熊本駅までのわずか2kmで全身びしょ濡れとなった。雨具は上着だけを着て、下を着用しなかったことを悔やんだ。しかし、自転車にとっては長旅の汚れを洗い流す洗車となった。
5時間半で東京へ――新幹線の速さに驚く
新幹線輪行で新大阪駅で一度乗り換え、品川駅へ向かった。1,286kmの道のりを、わずか5時間半で駆け抜けた。自らが14日間かけて走った距離を、あっさり超える鉄道のスピードにただただ驚かされた。
灼熱の九州を駆け抜けた14日間の記録
今回の第二弾では、鹿児島・志布志港を起点に、佐多岬、桜島、霧島神宮、鹿児島市街、指宿、知覧、枕崎、天草と巡り、熊本に至った。歴史や自然に触れ、土地のグルメも堪能し、実に充実した日々であった。真夏の灼熱の中、自らの脚で走り切った14日間。体調を崩すことなく予定通りに旅を終えられ、まだまだやり遂げる気力と体力があることを実感できた。
第一弾と第ニ弾計
日数:27日間
走行距離:1,908km
獲得標高:18,167m
まだ旅は終わらない――第三弾へ向けて
次回は九州一周自転車旅の第三弾として、この秋から冬にかけて熊本を再出発する予定である。島原半島を巡り、長崎を走破し、最終目的地・福岡県新門司港を目指す。いよいよ九州一周も完結へ向かう。
4日後に発生した豪雨災害
この旅を終えた4日後、前線の影響により8日以降は鹿児島や熊本を中心に線状降水帯が相次いで発生し、九州各地で記録的な大雨となり、多くの被害が生じた。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げたい。
自転車旅の最中にもし豪雨災害に巻き込まれていたらと思うと、恐怖を覚える。無事に予定通り旅を終えることができたのは、ひとえに幸運であったとあらためて感じている。