高松駅を起点・終点とする約1,400km、22日間の四国一周自転車旅日記。四国の自然、歴史、文化、食に触れた日々を綴る。
期間:2024年10月1日〜10月22日(22日間)
DAY16:2024年10月16日
伊予市内発〜坊っちゃん列車〜坊っちゃんカラクリ時計〜道後温泉本館〜伊佐爾波神社〜松山市立子規記念博物館〜第51番札所 石手寺〜松山城〜松山市内泊。
DAY16移動距離32km(計1,143km)
DAY16累積標高差262m(計10,221m)
レトロ感溢れる道後温泉
まず向かったのは、道後温泉の玄関口「道後温泉駅」。蒸気機関車風のレトロな観光列車「坊っちゃん列車」が引き込み線に停車していた(運行は土日祝のみ)。
駅舎や「坊っちゃんカラクリ時計」など、周辺はレトロな雰囲気が漂っていて、散策が楽しい。
日本最古とも言われる、約3,000年の歴史を持つ道後温泉のシンボル「道後温泉本館」で、楽しみにしていた入浴を体験。
日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿」も見学。格式と品格を感じる造りだった。
赤色の社殿の神社に国宝 仁王門
135段の石段を登った先にある「伊佐爾波神社」。江戸初期の建立で、京都・石清水八幡宮、大分・宇佐神宮と並び、日本に三例しかない八幡造りの社殿を持つ。国の重要文化財にも指定されている。
「第51番札所石手寺」の国宝・仁王門は、鎌倉時代の建立。均整の取れた佇まいは、なるほど評価されるだけの風格を備えていた。
松山のソウルフード、鍋焼きうどん
昼食は松山名物の「鍋焼きうどん」。アルミ鍋に入った甘めの出汁と柔らかめの麺が特徴。卵をトッピングしていただいた。戦後の混乱期に誕生した、松山のソウルフードだ。
天下の名城 松山城
「松山城」は標高132mの山頂にある平山城。3重3層の天守は現存12天守のひとつ。重要文化財21棟など、当時の姿を今に残す。石垣の迫力が凄い。
3種類の楽しみ方がある松山鯛めし
夕食は、ご当地グルメ「松山鯛めし」。まずは炊き込んだ鯛ご飯をそのまま楽しみ、次に大根菜・三つ葉・もろみなどの薬味を加える。そして最後は、出汁をかけてお茶漬けに。わさびや梅、三つ葉、海苔、あられを添えて、三度美味しい一品。
生の鯛を卵入りの出汁に絡めて白飯にのせる「宇和島鯛めし」とはまた違い、「松山鯛めし」は炊き込みご飯を三通りに楽しむスタイル。どちらが上という話ではなく、どちらも甲乙つけがたく好きな味だ。