本年の目標は、100マイルレースを完走できるだけの心身を鍛え上げることである。自分にとっては、過去のいかなる挑戦よりも高く、大きな目標を掲げたつもりである。
ただし正直に言えば、このように遠くにある大きな目標を見据えたとき、気持ちがふと萎えてしまい、時には心がポキリと折れそうになることもある。
もし目標が来年の「UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)」や「UTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)」となれば、1年越しの長期計画となり、モチベーションを維持することはより困難になる。
そう考えると、4年に一度のオリンピックを目指すアスリートたちの精神力と持続力には、改めて敬意を抱かざるを得ない。
大目標を達成するための小目標
私なりの工夫がひとつある。
それは、大きな目標を細分化し、その途中に複数の小さな目標を設けること。そして、それらを一段一段、階段を登るように着実にクリアしていくという考え方である。
たとえば、今年に掲げた小さな目標は以下のとおりである。
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1月26日:勝田全国マラソンでサブ4達成 → 無事達成
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3月16日:古河はなももマラソンでサブ3.5を目指す
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4月20日:チャレンジ富士五湖100km(ウルトラマラソン)
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6月14日:SPA TRAIL(スパトレイル)80km
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7月19日:OSJおんたけウルトラトレイル100km
このように、距離や難易度を少しずつ上げ、経験値を積み重ねていくことにより、長時間の耐久レースに対する心と体の準備を整えていくつもりである。
小さな成功が支えとなる
長期目標の達成には時間がかかる。その過程で、モチベーションの波をどう乗りこなすかが極めて重要だ。
だからこそ、自分自身で設定した小さな「成功体験」は、その都度確実に喜び、糧としたい。成功は次の挑戦へのエネルギーを与えてくれる。
今週末、3月16日は「古河はなももマラソン(42.195kmの部)」に出場する。
サブ3.5という次なるステップに、どこまで近づけるか。結果はともかく、このチャレンジ自体を楽しみたい。
4 コメント
神山さん いくつになっても挑戦し続けることは、苦しくも、楽しいですね。最近仕事に忙殺され、満足な日常は遅れていませんが、まずはハセツネ30K、6月の富士HCに向け、精進していきたいと考えます。目標は違いますが、お互い頑張りましょう!
宮下さん、毎度コメントありがとうございます。挑戦し続けないと、老いが来そうで怖いんですよね。老いていく自分を認めたくなくて挑戦しているのかも。苦しくてもそれが生を感じる瞬間でもあるので、それがまた楽しい。宮下さんも4月13日にはハセツネ30kですね。いいレースとなることをお祈りしています。お互いに頑張りましょう!
神山さん ハセツネ30K苦しいレースでしたが、制限時間ギリで完走できました。第1関門通過4分前と序盤から厳しく、転倒によりその後もきつかったですが、無事ゴールできました。6時間以上の不安から解消されゴールした時は、思わず泣いてしまいました。ロードと下りが課題と判りましたので、来年は5時間台での完走を目指したいです。
宮下さん、ハセツネ30kの完走おめでとう。最後まで諦めずに走りきったことはナイスファイトです。ゴールした瞬間に思わず泣くという感情はよく分かります。身の回りの複数のラン友もハセツネ30kに出ていて、その姿をフェイスブックなどで見ると、皆同様に、眩しいくらいに光り輝いていて、トレイルランニングって本当に素晴らしいスポーツなのだとつくづく思うのです。来年は私もハセツネ30kにエントリーしようと思います。