2025年は、複数回に分けて九州を一周するロングライドに挑戦している。
11月12日から25日までの14日間、熊本駅を出発し、福岡県・佐賀県南部を経て長崎駅までを走破した。
本記事では、その第三弾となる旅の日々を綴っていく。
DAY13:2025年11月24日(月)
長崎
移動距離:12km(累計590km)
累積標高差:292m(累計5,575m)
異国情緒に包まれる長崎
今日は朝から長崎市内を歩いて巡る一日だ。長崎で過ごすのはこれが最終日となり、明日の朝には帰路につく。
まず向かったのは、丘の上に広がるグラバー園。異国情緒漂う洋館が立ち並び、港町・長崎を一望できる景色に心が和む。
世界遺産である旧グラバー邸は、現存する日本最古の木造洋風建築とされている。なお、旧オルト住宅は修繕中で内部を見学できなかったのが少し残念であった。
静謐の時間が流れる、国宝・大浦天主堂
続いて、国宝・大浦天主堂を訪れた。堂内は静謐な空気に包まれ、自然と背筋が伸びるような厳かな時間を過ごすことができた。
「温故知新」と向き合う、坂の街の風景
グラバースカイロードではエレベーターに乗り、一気に約5階分を下降する。坂の街・長崎ならではの交通手段に、思わず感心させられた。
次に訪れたのは、儒教の祖・孔子を祀る長崎孔子廟。そこで目にした孔子の言葉──「温故知新」。 “過去を学び直すことで、新たな知恵や気づきを得る”というこの言葉は、これまでの自転車旅でぼんやりと抱いてきたテーマそのものだった。
土地を走り、その歴史や文化に触れることで、旅は何倍にも豊かになる。あらためてこの言葉を胸に刻み、これからも旅を続けていこうと思えた。
洋館と唐人屋敷が語る、多文化都市・長崎
その後はオランダ坂を歩き、東山手甲十三番館や東山手十二番館など、洋館が点在するエリアを散策した。
さらに旧唐人屋敷跡に残る諸施設も巡り、異なる文化が重なり合いながら形成されてきた長崎の歴史を、肌で感じる時間となった。
歩き尽くした一日を締めくくる、長崎の味
歩き疲れた頃、長崎新地中華街へと向かった。目当ての店で皿うどんを味わい、名物の角煮まんじゅうを食べ歩く。

歩き尽くした一日を、美味しさと満足感で締めくくる、長崎らしい最後の時間であった。





