2025年は複数回に分けて九州を一周するロングライドに挑戦している。その第二弾の記録をお届けする。7月22日から8月4日までの14日間、鹿児島県・志布志港から熊本までを走破した。総走行距離は955km、累積標高差は9,560mに及んだ。
DAY13は熊本城や水前寺成趣園など熊本市内観光の一日であった。
DAY13:2025年8月3日(日)
熊本市→ 熊本城→ 小泉八雲 熊本旧居→ 水前寺成趣園→ 熊本洋学校教師ジェーンズ邸→ 夏目漱石 大江旧居→熊本市泊
走行距離:19km(累計941km)
獲得標高:132m(累計9,488m)
熊本の象徴・熊本城へ
2016年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城は、2021年に天守閣の修復が完了し、内部の見学も可能となっている。最新の耐震構造に驚かされるとともに、震災の爪痕と復興の力強さが同居する姿に感慨を覚えた。
熊本グルメ・太平燕
昼食は熊本県民のソウルフード「太平燕(たいぴーえん)」。中国福建省発祥の家庭料理をルーツに持つ春雨スープ料理で、熊本に伝わり独自に発展した。鶏ガラと豚骨を合わせたスープはあっさりしつつコクがあり、具材のうま味とも調和して実に美味であった。
水前寺成趣園と名所めぐり
午後は水前寺成趣園を訪ねた。江戸時代に造営された大名庭園で、阿蘇の伏流水に恵まれた日本屈指の湧水庭園である。池の東岸に築かれた築山は富士山を模したもので、園内の象徴的存在となっている。
その後は熊本洋学校教師ジェーンズ邸と夏目漱石の旧居にも立ち寄った。熊本の近代史と文学を感じる散策であった。
真夏の熊本市内観光
この日の最高気温は35.7℃。炎天下を自転車で巡るうちに頭痛を覚え、軽い熱中症の症状に見舞われた。市内観光と油断していたが、真夏の熊本は決して侮れない。無理をせず、早めに宿へ退いた。
夜も熊本グルメ
夕食は熊本名物の「あか牛丼」と熊本ラーメン。旅の最後を飾るにふさわしいご当地グルメで締めくくった。
明日はいよいよ最終日。熊本から新幹線で東京へ帰路につく予定。