2025年は複数回に分けて九州を一周するロングライドに挑戦している。その第二弾の記録をお届けする。7月22日から8月4日までの14日間、鹿児島県・志布志港から熊本までを走破。総走行距離は955km、累積標高差は9,560mに及んだ。
DAY5のハイライトは天孫降臨の聖地・霧島神宮への参拝。台風の影響で時折雨や風が強まったが、予定は柔軟に、無理せず変更しながら進むことにした。
DAY5:2025年7月26日(土)
霧島市→霧島神宮→鹿児島市泊
移動距離:86km(累計414km)
獲得標高:1,176m(累計5,002m)
霧島神宮への参拝
霧島市街地から累積標高差500m超の登りをひたすら進み、ようやく霧島神宮の神域に到着。静寂に包まれた境内で清々しい気持ちとなり、荘厳な朱塗りの社殿を参拝した。
霧島神宮は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が高千穂峰に降り立った「天孫降臨」の神話ゆかりの社で、創建は6世紀とも伝わる。古来より南九州随一の聖地として崇敬を集めてきた場所である。
塩浸温泉でリフレッシュ
その後は「龍馬とお龍の湯」として知られる塩浸温泉へ。雨と汗に濡れた心身を、ゆったりと湯が癒してくれた。
鹿児島ラーメン「ざぼんラーメン」
昼食は鹿児島ラーメンの王道「ざぼんラーメン」。キャベツ・もやし・ネギ・揚げネギ・メンマ・キクラゲ・チャーシューが豪快にのった一杯である。雑味のない豚骨スープとコシのある麺の相性は抜群で、走りの疲れを吹き飛ばした。
石橋のある原風景との出会い
道中では、金山橋越しに板井手の滝を望む。石橋と滝が織りなす景観は、まさに癒しの原風景であった。
江戸時代の石橋技術
鹿児島市内に入り、石橋記念公園を訪問。江戸時代に人力で築かれた西田橋の壮大な石造技術に驚嘆した。
聖地巡礼・ブルーラグ鹿児島店
そして本日の締めくくりは、聖地巡礼となる「ブルーラグ鹿児島店」へ。私の愛車は東京の上馬店で組んでもらった一台である。そのブルーラグが東京以外で初出店したのが、この鹿児島店。港を望む絶好のロケーションで、つい長居してしまった。
夕食・うなぎの末よし
夕食は大隅半島の名産であるうなぎを求め、「うなぎの末よし」へ。香ばしく焼き上げられた鰻重を堪能し、一日の締めとした。