2025年は複数回に分けて九州を一周するロングライドに挑戦している。今回お届けするのは、その第二弾の記録。7月22日から8月4日までの14日間、鹿児島県・志布志港から熊本まで、総走行距離955km、累積標高差9,560mを走り抜けた。
DAY2はフェリーで志布志港に到着し、九州に再上陸。大隈半島を縦断して錦江湾側へと抜ける一日となった。
DAY2:2025年7月23日(水)
フェリー→志布志港発→ 吾平山上陵→ 雄川の滝 → 諏訪神社→ 南大隅町根占泊
移動距離:72km(累計 109km)
累積標高差:871m(累計 969m)
フェリーからの朝日と再スタート
フェリーの甲板から眺めた朝日に旅の安全を祈る。
春に訪れた都井岬を海側から望みながら、志布志港から再スタートを切る高揚感が胸を満たした。
道の駅くにの松原おおさきと幼少期の思い出
途中に立ち寄った「道の駅 くにの松原おおさき」には、巨大なカブトムシのオブジェがあった。幼少期にカブトムシやクワガタに夢中になった記憶が蘇り、思わず足を止めてしまった。旅先でこんな形で昔の自分と出会えるとは思わなかった。
吾平山上陵の静謐な空気
吾平山上陵は、神武天皇の両親が眠る御陵である。森に抱かれた神聖な空間は清らかな気で満ち、まさにパワースポットと呼ぶにふさわしい場所であった。
濁流でも迫力満点!雄川の滝
雄川の滝は、大河ドラマ「西郷どん」のオープニングにも登場した名瀑。訪れた日は増水しており、本来のエメラルドグリーンの滝壺はやや濁っていたが、それでも迫力と神秘をあわせ持つ景観に心を奪われた。
諏訪神社の珍しい鳥居
諏訪神社は鳥居が横並びに配置された珍しい造りをしており、他の神社とは異なる独特の雰囲気を放っていた。小さな発見が旅の彩りを増してくれる。
明日は本土最南端の佐多岬へ
この日のゴールは南大隅町根占。対岸には秀麗な開聞岳を望む。本土最南端・佐多岬を目指す前夜の宿泊となった。
宿で洗濯しようとしたが予想外にも設備がなく、近所のコインランドリーを教えていただくことに。エアコンの無い店内で、汗だくになりながら洗濯を待つ時間にビールが飲めなかったのは少し辛かった。