2025年4月9日から22日までの13日間、九州を一周する自転車旅に出た。今回の旅はその第一弾として、新門司港(福岡)から志布志港(鹿児島)まで、約900kmを走り抜けた記録をお届けする。
DAY9:2025年4月17日(木)
佐伯市内発 → 空の展望所 → 道の駅 かまえ → 道の駅 北浦 → 西郷隆盛宿陣跡資料館 → 延岡城跡(千人殺しの石垣) → 延岡城・内藤記念博物館 → 喜楽湯 → 延岡市内泊。
移動距離:107.9km (計:642.8km)
累積標高差:1,223m(計:6,093m)
豊後くろしおライン:絶景と過酷なアップダウン
この日のルートは、豊後水道を眼下に望む「豊後くろしおライン」を走破。 リアス式海岸に沿って続く道は、素晴らしい景観の連続。まさに絶景ライド。ただし、海岸線特有のアップダウンも強烈。
特に大分・宮崎の県境の登りは、この旅でも屈指のハードさ。脚が悲鳴を上げる中、ようやく旅の3県目の宮崎県に突入!
道の駅北浦で「えび10丼」に挑戦!
昼食は、道の駅北浦にあるレストランで名物の「えび10丼」。その名の通り、えび天が10本も乗ったインパクト大の一品。食べ応え抜群で、しばらくはえび天を見たくないレベル(笑)。でも満足度は💯!
西郷隆盛ゆかりの地を訪ねて:宿陣跡資料館
午後は延岡市へ。まず訪れたのは、「西郷隆盛宿陣跡資料館」。ここは西南戦争終盤、西郷隆盛が薩軍解散を決断した歴史の地。この静かな土地が、明治維新期の運命を左右した舞台だったと知ると、胸が熱くなった。
千人殺しの石垣で延岡城の歴史を体感
続いて訪れたのは、延岡城跡に残る「千人殺しの石垣」。名前のインパクトが強烈だが、実際に見るとそのスケールと迫力に圧倒される。「一部を崩すことで一度に千人を倒す」と言い伝えられる、まさに防御の知恵と恐ろしさの象徴。
地元銭湯「喜楽湯」で昭和レトロに癒される
旅の終わりには街の銭湯「喜楽湯」へ。昔ながらの昭和レトロな雰囲気が残る貴重な銭湯。大型温泉施設とは違った、地元に根付いた“癒し”の空間に心まで温まった。