北海道一周4,000km・49日間の自転車旅日記。
北の大地に広がる豊かな自然、歴史、文化、食との出会いを綴る。
【期間】2023年7月25日〜9月11日(49日間)
DAY21:2023年8月14日(月)
札幌市内の宿泊施設 発 → 豊平館 → ガラス工芸館 → EBRI → エスコンフィールドHOKKAIDO → 由仁町見立の沢キャンプ場LAUGH TALE(泊)
DAY21移動距離69km
累積移動距離1,562km
白壁と群青が映える、明治の迎賓館
早朝、コインランドリーで洗濯の合間を縫って「豊平館」へ立ち寄る。
明治13年、北海道開拓使によって建てられた西洋風ホテルで、現存する木造ホテルとしては国内最古の建物だ。
白い壁に群青色の縁取りが美しく映え、静かな時間が流れていた。国の重要文化財にも指定されており、札幌の歴史を今に伝える貴重な存在だ。
レンガのまち・江別を巡る
続いて江別市へ。野幌周辺は北海道におけるレンガ製造の中心地で、街のあちこちに赤レンガの建物が点在する。
「ガラス工芸館」はその一つ。職人の手仕事を感じられる作品が並び、建物そのものも趣がある。
「EBRI(エブリ)」は、旧レンガ工場をリノベーションした複合施設で、カフェやショップが並ぶ空間は、古さと新しさが調和した魅力に溢れていた。
圧巻の天然芝、エスコンフィールド
道中、北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールド HOKKAIDO」へ寄り道。
開閉式の屋根が全開になっており、太陽の光が天然芝のフィールドを照らしていた。あまりの美しさに思わず声が漏れた。
野球場というより、ひとつの“都市空間”としてデザインされたスケール感に圧倒された。
モール泉と、4日ぶりのキャンプ場泊
この日の温泉は「ユンニの湯」。
植物成分を多く含むモール泉で、湯の色はコーヒーのような深い茶褐色。ぬめりのある肌触りが心地よく、“美肌の湯”と呼ばれるのも納得だった。
宿泊は、由仁町の「見立の沢キャンプ場 LAUGH TALE」。
4日ぶりのキャンプ泊。オーナーの手作り感が随所に感じられる、温かみのあるキャンプ場だった。
今夜も簡単に、でも満足な夕食
夕食はセイコーマート(セコマ)で調達。
「味付き焼肉 牛カルビ」と「カット野菜」、湯煎した「パック飯」で簡単に済ませた。
缶ビールはもちろんサッポロ。北海道旅の夜に欠かせない一杯だ。