高松駅を起点・終点とする約1,400km、22日間の四国一周自転車旅日記。四国の自然、歴史、文化、食に触れた日々を綴る。
期間:2024年10月1日〜10月22日(22日間)
DAY21:2024年10月21日
丸亀市内発〜丸亀城〜中津万象園〜瀬戸大橋記念公園〜大崎の鼻〜高松市内泊。
DAY21移動距離60km(計1,475km)
DAY21累積標高差379m(計12,243m)
石垣の名城・丸亀城
「丸亀城」の石垣は、4段に積み上げられた総高60m。日本一の高さを誇り、「石垣の名城」の名にふさわしい美しさがある。天守は高さ15mと日本一小さいが、堂々たる石垣の上に建ち、風格は十分。現存12天守のひとつでもある。
大名庭園・中津万象園
江戸時代の大名庭園「中津万象園」。その名は「森羅万象」に由来し、あらゆるものを内包する庭園という意味らしい。百本鳥居や、樹齢600年・直径15mの大笠松、現存する日本最古の煎茶室など、見どころが多く、歩いていて飽きなかった。
瀬戸内海と瀬戸大橋を一望
瀬戸大橋のたもとに位置する「瀬戸大橋記念公園」。瀬戸内海と瀬戸大橋を一望でき、絶景だった。明日は、この橋の下段を走る列車で本州へ戻る予定。旅の終わりが近づき、少し寂しさも込み上げてきた。
大崎ノ鼻からの槌戸瀬戸の展望
「大崎ノ鼻」から見える本州までは、わずか約9km。瀬戸内海で最も狭い海峡だそうだ。手前に浮かぶのが小槌島、奥が大槌島。
大崎ノ鼻を越え、高松市に入ったとき、ついに四国一周が完了。出発地に戻ってきた瞬間、胸に熱いものがこみ上げてきた。
旅の〆はオリーブハマチ
旅の最後の晩ごはんは、前半で食べ損ねた「オリーブハマチ」の刺身と寿司。オリーブの葉を飼料に育てられたこのハマチは、酸化しにくく、変色も少ない。適度な歯ごたえと、臭みのないさっぱりした味わいが特徴だという。
旬は秋から冬。脂ののったこの時期の味わいは格別だった。「ハマチって、こんなに美味しかったっけ?」
思わずそう感じてしまうほど、ハマチの概念が書き換わるような一皿だった。