高松駅を起点・終点とする約1,400km、22日間の四国一周自転車旅日記。四国の自然、歴史、文化、食に触れた日々を綴る。
期間:2024年10月1日〜10月22日(22日間)
DAY7:2024年10月7日
室戸発〜吉良川の町並み〜北川村 モネの庭 マルモッタン〜伊尾木洞〜野良時計〜高知安芸自転車道〜はりまや橋〜高知市泊。
DAY7移動距離105km(計463km)
DAY7累積標高差324m(計3,373m)
夏日の移動で軽い熱中症に
今日も夏日。土佐湾沿いの土佐浜街道をひたすら西へ走り、高知市を目指した。午後から軽い熱中症になってしまい、ひどい頭痛に悩まされた。この日は旅初の100km越えを達成した日でもあった。
暴風多雨の気候に適した建造物
「吉良川の町並み」は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。暴風雨の多い気候から建物を守るため、水切り瓦などの工夫が施された特徴的な街並みが残っている。
モネの絵画の原風景
印象派の画家クロード・モネが愛したフランスの庭をモデルに再現した「モネの庭 マルモッタン」。睡蓮の咲く池や花々に囲まれ、まるでモネの絵画の中に入り込んだような気分になる。
美しい伊尾木漁港の石積堤
リニューアルされたばかりの「道の駅大山」はおしゃれな雰囲気。目の前に広がる「伊尾木漁港の石積堤」は公園として整備され、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれている。静かで美しい景観が印象的だった。
癒しの伊尾木洞
「伊尾木洞」は、かつてこの地が海だった時代に波の侵食で形成された海食洞。湿潤な空気と自然の造形美に包まれた、ヒーリングスポットとしても人気の場所だ。
安芸市のシンボル野良時計
「野良時計」は、明治時代に地元の地主が一人で手作りした時計台。素朴ながらも味わい深く、今では安芸市のシンボルとして親しまれている。
隠れソウルフード•チキンナンバン弁当
今日の昼ごはんは、高知のローカル弁当&コンビニ「くいしんぼ如月」の名物、「チキンナンバン弁当」。高知県民の隠れたソウルフードとも言われる一品で、鶏むね肉にサクサクの薄衣、そして独特の甘酢ソースが絶妙。ボリュームもあり、美味しくて570円というコスパの良さも魅力だった。
廃線跡の快適なサイクリングロード
安芸市から香南市まで続く約15kmの「高知安芸自転車道」を走行。廃線跡を活用したサイクリングロードで、車の心配がなく安心して走れる。木陰も多く、体力を消耗しきっていた中で、徐々に体調も回復していった。
小さなはりまや橋
道中、「はりまや橋」を発見して記念撮影。「土佐の高知のはりまや橋で〜坊さんかんざし買うを見た〜」というよさこい節で有名なこの橋は、想像以上に小さく、どこか可愛らしい佇まいだった。
名物グルメ藁焼き鰹タタキと屋台餃子
夜はまず、高知の人気屋台村「ひろめ市場」へ。目当ては「やいろ亭 ひろめ店」の名物、藁焼きシオタタキ。本場の鰹タタキは塩・わさび・にんにくでいただくスタイル。臭みは一切なく、今まで食べてきた鰹とは別物の美味しさだった。アオサの天ぷらもビールにぴったり。
締めには高知名物の「屋台安兵衛」へ。ひろめ市場にも支店があるが、本店のある廿代町へ足を運んだ。多めの油で一気に焼き上げる屋台餃子はパリパリ食感が魅力で、小ぶりなサイズもあって締めの一品にちょうどよかった。