高松駅を起点・終点とする約1,400km、22日間の四国一周自転車旅日記。四国の自然、歴史、文化、食に触れた日々を綴る。
期間:2024年10月1日〜10月22日(22日間)
DAY6:2024年10月6日
牟岐町発〜むろと廃校水族館〜御厨人窟・神明窟〜中岡慎太郎像〜室戸岬〜室戸スカイライン〜第24番札所 最御崎寺〜室戸岬灯台〜室戸市泊。
DAY6移動距離77km(計358km)
DAY6累積標高差520m(計3,049m)
土佐浜街道を一路、室戸岬へ
夏日の中、太平洋を望む土佐浜街道をひたすら室戸岬へ。今日は足がとにかく重く、疲労の最初のピークを迎えたように感じる。
水族館でありながら学校
廃校となった小学校を活用した「むろと廃校水族館」。教室や机、スイミングプールなど、学校の面影を展示に巧みに取り入れており、まるで小学校に戻ったような懐かしさを感じた。ウミガメとハリセンボンに癒やされるひととき。
空海が悟りを開いた洞窟
弘法大師が修行し、悟りを開いたとされる「御厨人窟・神明窟」。口に明星(明けの明星)が飛び込むという神秘体験の後、この場所から見た“空と海だけの風景”に深く感銘を受け、「空海」と名乗るようになったと伝わる。洞窟前の風景は、まさにその名にふさわしい光景だった。
幕末の志士、中岡慎太郎
室戸岬に立つ幕末の志士「中岡慎太郎像」。坂本龍馬とともに薩長同盟を成し遂げた後、龍馬とともに京都で暗殺され、わずか30歳でその生涯を終えた。まさに疾風のごとき人生だった。
白と青の絶景、室戸岬灯台
室戸スカイラインの斜度10%の急坂を汗だくで登り切り、第24番札所「最御崎寺」へ参拝。
その先にある「室戸岬灯台」では、白い灯台と青い海のコントラストが織りなす絶景が迎えてくれた。レンズの直径は2.6mと、日本最大級の大きさを誇る。
遍路道に多い民宿
この日は室戸市の民宿にて、夕・朝食付きの宿泊。遍路道沿いには、昔から多くのお遍路さんを受け入れてきた民宿が点在している。この宿もお遍路さんの利用が多いとのこと。女将さんが話し相手になってくれ、和やかな夕食となった。白飯と味噌汁で満腹に。
個人的にはビジネスホテルのベッドよりも、旅館や民宿の布団の方がぐっすり眠れる気がする。疲れもあったが、この夜は布団のおかげで熟睡できた。