高松駅を起点・終点とする約1,400km、22日間の四国一周自転車旅日記。四国の自然、歴史、文化、食に触れた日々を綴る。
期間:2024年10月1日〜10月22日(22日間)
DAY5:2024年10月5日
阿南発〜蒲生田岬灯台〜第23番札所 薬王寺〜大浜海岸〜恵比須洞〜南阿波サンライン〜牟岐町泊。
DAY5の移動距離98km(計280km)
DAY5の累積標高差1,158m(計2,529m)
四国最東端の蒲生田岬へ
なぜか「島の最東端」や「最南端」など、端っこの地に惹かれてしまう。その性分は、日本という狭い島国で育ったことに起因するのだろうか。
四国最東端の「蒲生田岬」は、瀬戸内海と太平洋を分ける位置にある。岬の先端には灯台以外何もなく、東方6km先に伊島が浮かぶ。まさに“最果て”に来たという感覚があった。蒲生田岬モニュメントで記念撮影。
アカウミガメの産卵地、大浜海岸
アカウミガメが産卵のために上陸する美しい砂浜「大浜海岸」は、国の天然記念物にも指定されている。街には亀をモチーフにしたアートやオブジェも多く、日和佐全体が“亀推し”の雰囲気に包まれていた。
波が開けた巨大な洞、恵比須洞
標高52mの岩山が波に侵食されてできた巨大な海食洞「恵比須洞」。自然がつくり出した迫力ある景観に圧倒された。
もう一度食べたいアオリイカ丼
昼食は「旅館 むらかみ」のアオリイカ丼。女将によれば、食感と風味を引き立てるために薄皮を丁寧に処理しているとのこと。産地直送ならではの鮮度に加え、味付け・甘味・食感すべてが絶品だった。また食べたい一品。
高低差のある南阿波サンライン
日和佐から牟岐まで、全長16.5kmの「南阿波サンライン」を走行。室戸阿南海岸国定公園の中心部を通り、緑の樹林と黒潮が打ち寄せる海岸線の美しい景観が広がる。4つの展望台からは、リアス式海岸の千羽海崖や出羽島、大島、そして遠く室戸岬までも望めた。
温泉と地場の海鮮料理
この日は夕・朝食付きの旅館に宿泊。温泉で旅の疲れを癒し、楽しみにしていた夕食は地元海産物づくし。中でも金目鯛の煮付けと伊勢海老の味噌汁は絶品だった。