PB更新を狙ったレースでまさかの大失速
2019年3月10日、第7回古河はなももマラソンに出場した。2年前にこの大会で記録した自己ベスト(3時間14分33秒)の更新を狙い、満を持して臨んだレースであった。
しかし、結果は3時間43分16秒。PBには遠く及ばず、激沈という言葉がふさわしい内容であった。笑うしかないほどの失敗レースだった。
調整は順調だった。ハーフでは自己ベスト
2週間前に出場したハーフマラソンでは自己ベストを更新。その勢いを受けて、今回はキロ4分36秒をターゲットペースとし、目標は3時間13分台後半〜14分台前半に設定した。
しかし、走り出してすぐに違和感を覚えた。脚が重い。まったく動かない。ハーフ通過時点ですでに2分の遅れが発生。30kmを過ぎたところで脚の痛みに耐えきれず、ついに歩き始めてしまった。
「歩く」という屈辱と敗因
マラソンは走る競技である。どんなに苦しくとも歩くという選択肢は取りたくなかった。それでも、脚の痛みに耐えられずに歩いてしまった自分が情けなく、悔しく、泣きたくなった。
敗因は明確である。大会前日、勤め先の催事の手伝いで7時間もの立ち仕事に従事した。慣れない業務による疲労が抜けきらないままスタートラインに立ってしまった。蓄積された疲労がレースに大きく影響したと考えられる。
シーズン終盤とスケジュールの見直し
自分の仕事の繁忙期を考慮すると、本命レースは2月末に設定するのが理想である。実際、東京マラソンが最適なタイミングだが、残念ながら6年連続の落選。古河はなももマラソンの6年連続出場は、東京マラソンの6年連続落選記録でもある。
今回のレースをもって、自身のマラソンシーズンはひと段落となる。4月には「かすみがうらマラソン」にエントリーしているが、最大のターゲットは5月11日〜12日に開催される「トレニックワールド in 彩の国 100mile駅伝」である。職場の同僚と3名でエントリーしており、今後はこの大会に向けてトレーニングを切り替えていく。
激沈からの再起、挑戦は続く
今回のレースはまさに「激沈」であった。自己ベスト更新を狙っての結果としては、あまりに遠く及ばない敗戦。しかし、ここで下を向いてはいられない。気持ちをポジティブに切り替えて、次の挑戦に向かうのみである。
人生には、自分だけの高みがあると信じている。努力を積み重ねれば、必ずそこに辿り着けると信じて走り続けたい。
いくつになっても挑戦者であり続けたい。挑戦することをやめた瞬間に、生きる意味そのものを見失ってしまうのではないだろうか。だからこそ、今日という敗戦から立ち上がる。
頑張れ、俺。