年明け初戦は「ハイテクハーフマラソン」
2018年最初のレースは、第19回ハイテクハーフマラソンである。
東京都北区赤羽、新荒川大橋野球場をメイン会場とし、荒川河川敷を舞台に行われる参加者1万人規模の大型レースだ。
種目はハーフの他、3km、2kmペアもあり、ハーフマラソンは混雑回避のため、コースを上流・下流に分け、10:00/10:15/10:30とウェーブスタート方式が採用されている。
今回自分が走ったのは「下流コース」。2017年の第17回大会以来2回目の出走であり、ある程度のイメージは持てていた。
快晴と強風のレースデイ
1月14日(日)の当日は、雲一つない快晴。しかし、時折吹き付ける冷たい北風が気がかりであった。
下流コースの場合、往路が追い風・復路が向かい風になるため、レース後半の厳しさが予想された。
10:00、第1ウェーブでスタート。スタート位置は前方を確保できたため、混雑を回避してスムーズに入れた。
レースプランは、以下のようなビルドアップ式の展開を想定していた。
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〜5km:4分30秒/kmで入る
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以降5kmごとに5秒/kmペースアップ
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最後は気持ちよくフィニッシュを迎える
追い風の前半、粘りの後半
序盤は計画通りのペースで進行。追い風を利用しつつも、オーバーペースにならないよう意識して走った。
10km過ぎの折り返し地点を過ぎたあたりから、予想通りの向かい風に晒される。
「これが風に逆らって走るということか」と思い知る。
体力と集中力を奪われる中、風除けになりそうなランナーの後ろにつき、呼吸を整えつつ前進を続けた。
15km地点では約30秒の貯金。
だが18km、19km…脚が重くなり、呼吸は荒れ、脇腹にも痛みが走る。
さらに小さな登り坂の後、真正面から風を受けて一気にペースダウン。20km地点では60秒の借金に転落し、自己ベストの更新は厳しい情勢となった。
「もうダメか?」「ジ・エンドか?」
しかし、最後の1kmだけは全力で走り切った。
セカンドベストと次回への課題
結果はネットタイム1時間32分46秒。
自己ベストには届かなかったが、過去記録を確認するとこれはセカンドベストタイムであった。
前半にもっとペースを上げておけば結果は違ったかもしれない。
風向きを想定した複数プラン(A・B・C)を用意しておくべきだったと反省している。
それでも、2018年最初のレースとしては手ごたえを感じる内容であった。
ここからのシーズンインに向けて、良い滑り出しとなったことは間違いない。