2016年の走り初めとして、1月10日に開催されたハイテクハーフマラソンに出場した。
旧称である「谷川真理ハーフマラソン」のほうが馴染みがあるという方も多いだろうが、現在は「ハイテクハーフマラソン」として親しまれ、今年で第17回目を迎える。参加者は1万人を超える日本最大級のハーフマラソン大会である。
レース概要とコース設定
種目はハーフマラソン、3km、2kmペアの3つ。メインのハーフマラソンは、新荒川大橋野球場をスタート・フィニッシュ地点とし、上流コース・下流コースに分かれる形となっている。事前にどちらかに振り分けられ、15分間隔のウェーブスタートでの進行となる。
コースは日本陸連公認。荒川沿いのフラットな河川敷を使うため、記録が狙いやすい(かもしれない)。この日は晴天に恵まれ、風の影響も少なく、小春日和の絶好のコンディションであった。
今シーズンの目標とレース位置づけ
私にとって今シーズン最大の目標は、3月13日開催の「サンスポ古河はなももマラソン」である。2年ぶりに自己ベスト更新、そしてサブ3.5(3時間30分切り)を目指している。
トレイルランナーの中にはロードレースを敬遠する人もいるかもしれない。しかし、私はロードレースこそが走力を測るモノサシであり、トレイルのオフシーズンにはフルやハーフを“定期健康診断”のような位置づけで走るようにしている。
練習レースとしての狙い
今回のハイテクハーフは、本命レースに向けた練習レースという位置づけで参加した。
ポイントは、「前半突っ込んで、後半耐える」というシミュレーションを行うこと。これはフルマラソン後半の苦しさを擬似的に体感するためである。実際、13km付近からペースが落ち始め、メンタル的にも苦しい展開となった。何人にも抜かれ、残り5kmが永遠のように感じられた。
だが、それこそが今回の狙い通りであり、自業自得とはいえ、折れそうな心を奮い立たせて乗り切った。
結果と収穫
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タイム:1時間37分31秒(4分37秒/km)
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前回の自己ベストから53秒更新!
自己ベスト更新が目的ではなかったが、結果として記録を更新できたことは、今後のモチベーションに大きくつながる。「走れば走るほど速くなる」。その実感を得られたことが、何よりの収穫である。
次戦に向けて
次は2月7日の「赤羽30kmマラソン」。こちらも練習レースとして位置づけ、本命レースである「古河はなもも」へとつながる実りあるレースにしたい。