山手線をぐるりと走るという挑戦
5月11日、都心を巡る「山手線ぐるり」に挑戦した。山手線の全29駅をランニングでめぐり、さらに自宅最寄りの駒沢大学駅との往復も加えたため、総距離は56kmに及んだ。所要時間は7時間48分のロング走となり、自分の中ではひとつの節目といえる挑戦であった。
山手線は1周34.5km、ランニングするとフルマラソン級
山手線は都心を囲む環状線として知られるが、その実際の周回距離は約34.5km。マラソンを嗜む者にとって、非常に走りごたえのある設定である。都市部を駆け抜けながら、多彩な景色や人の流れを感じることができるのも魅力のひとつである。
コース概要:山手線+田園都市線で全56km
今回のコースは、自宅最寄りの駒沢大学駅から渋谷駅までの往復(約10km)に加え、山手線29駅をぐるりとめぐる構成。合わせて56kmというロングランになった。
駅名標をすべて記録:写真で振り返る足跡
各駅に立ち寄るたびに駅名標を撮影。後から一覧として画像を並べてみると、視覚的にもインパクトがあり、旅の記録としての価値も高いと感じた。ただし、東京駅のみ「東京駅」と書かれた表示が見当たらず、代わりに八重洲口の写真を収める形となった。
都市ランの利点と誘惑:電車と繁華街の存在
山手線ぐるりの面白さは、駅が常に近くにあるためエスケープが容易なこと、そしてコンビニ・飲食店などの誘惑が多いことである。都市の中を走るからこその利便性と試練が共存しており、完走には一定の「意志力」が求められる点も特徴である。
都会の変化を楽しむ:風景の移ろいと達成感
変化に富んだ都市の景色を楽しみつつ、交通網や人々の暮らしを肌で感じながらのランは、他のどのコースとも異なる魅力があった。都市の「動」と自らの「静」が交差するような不思議な感覚の中で、走ることの楽しさと意味を再発見できた。