しばらくブログの更新が空いてしまったが、最近のマイブームは「オクム試走」(笑)。
真夏の祭典、過酷な78kmの「奥武蔵ウルトラマラソン(通称オクム)」の開催が、いよいよ7月28日に迫ってきた。その本戦に向け、6月29日(土)と7月13日(土)の2日間に試走を重ね、これで通算4回目となる。
なぜ試走を繰り返すのか?
私はすべてのレースで試走を行っているわけではない。試走には時間的・金銭的・精神的な余裕が必要であり、誰にとっても容易なものではない。しかし、それでも今回これほど試走に通っているのは、「試走のメリット」を強く実感しているからだ。
試走を行う最大のメリットは、レース当日における総合的なマネジメント能力が高まることにある。たとえば以下の点が挙げられる:
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目標タイムの現実的な設定
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レース中のペース配分
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補給や休憩のタイミング・所要時間
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地形・勾配への身体的・心理的適応
実際にコースを体感することで、未知の登り坂に対する「先が読めない」恐怖心から解放される精神的アドバンテージも大きい。まさに「百聞は一見に如かず」、そして「百見は一走に如かず」と言える。
4回の試走で得られたもの
4度の試走を通じて、奥武蔵ウルトラマラソンの78kmコースを実質的に2回走破したことになる。この経験を活かし、各主要エイドステーションごとの「目標通過タイム」を設定した。
本番レースでは、このエイドごとの目標タイムを「スモールゴール(小さな目標)」として設置し、それを積み重ねることで最終的なゴールにたどり着くという戦略をとる予定である。なお、阿諏訪エイドステーションの位置が不明であったため、その区間のタイムは空欄となっている。
目標タイムと位置づけ
私の掲げる目標は「10時間切り」である。2012年のリザルトに照らすと、これを達成すれば男子総合順位で上位53%程度に食い込める計算となる。
フルマラソンのレース経験すらない、ウルトラマラソン初心者の自分にとっては高いハードルであるが、それゆえに挑戦しがいのある目標でもある。
結び
あとは本番を迎えるのみ。これまで重ねてきた試走とデータを信じ、熱中症・脚のトラブルに注意しながら、レースを走り切りたい。