相変わらずブログの更新が滞りがちであるため、今回はトレーニングの記録を記すことにした。
5月12日、今年4日目の夏日を記録したこの日、「たまリバー50キロ」コースをベースにロング走を実施した。いうまでもなく、夏日とは最高気温が25度を超える日のことである。これが真夏日でなくて良かったと、後に何度も思うことになる。
スタートは二子玉川、目標は羽村の取水堰
スタートは午前8時過ぎ、東急田園都市線・二子玉川駅。ここから多摩川沿いを上流に向かって走り、羽村取水堰を目指すルートとした。当初の目標は羽村取水堰までの37.5km。走り出して調子が良かったため、途中で目標を60kmに上方修正した。
コース序盤は湿度が高かったものの、思ったほど不快感はなく、ゆっくりとしたジョグで進んだ。
補給ポイントと唯一のオアシス
20km地点、三屋通り入口のセブンイレブンに到着。このあたりが「たまリバー50キロ」沿いで補給可能な、数少ないコンビニである。ランナーやサイクリストが多く集まり、ミニエイドのような賑わいを見せていた。
ここでコーラをがぶ飲み。半分は炭酸を抜いて胃に優しく。こんなに美味い飲み物があるのかと思えるほど、身体が糖分と刺激を欲していた。補給食を摂って再び上流へ向かう。
折り返し、そして炎天下の罠
GPSで30kmを超えた地点で折り返す。場所は羽村取水堰の約7km手前。ちょうど11時を過ぎ、太陽は容赦なく照りつけてくる。気温はぐんぐんと上昇。頭がボーッとし始め、判断力が鈍くなるのを感じた。
このルートの最大の弱点は「日陰がほとんど存在しない」ことである。橋の下以外に逃げ場はなく、灼熱地獄と化す。集中力を失い、コース右側を走っていたところ、正面から来たランナーに叱責される。完全に注意力が低下していた。
終盤、DNFの決断
水分補給をこまめに行い、橋の下で休憩を挟みながら進むが、ついに限界が訪れる。50kmを過ぎたあたりで、身体がこれ以上の運動を拒否し始めた。「このまま走り続けるのは危険だ」と脳が判断したのだろう。強烈な暑さと疲労により、京王相模原線の橋の下でコースアウト。
線路沿いを歩いて京王多摩川駅にたどり着き、ここで本日のランを終了。記録は52.7km/7時間10分、目標の60kmには届かずDNF(途中棄権)となった。
なぜこの距離を走ったのか?
それは7月28日に開催される「奥武蔵ウルトラマラソン(78km)」にエントリーしているためである。この大会は真夏の過酷な気象条件下で行われる、いわば“どM向け”のウルトラレースである。暑熱への耐性を高めることが重要であり、今回のトレーニングはその一環であった。
今回のDNFは残念ではあったが、実戦的なトレーニングにはなったと考えている。近々、奥武蔵ウルトラの実際のコースも試走しておきたい。
2 コメント
いつも楽しく読ませてもらっています。もう運動すると真夏ですね。私は今週末、単身赴任先の静岡から名古屋へ帰る途中、愛知県新城で初のトレイルランに挑戦です。10.6Km標高差897mがどの程度のものなのかわかりませんが、楽しみです。先週買ったシューズ マゾヒスト初使用です。熱中症にならない程度に頑張ってきます。
2回目の書き込みありがとうございます。この時期のrunは、給水に注意しないと脱水症状を起こしますので注意が必要です。偉そうにいえるレベルではないですが。初めてのトレランは無理せず楽しんでください。マゾヒストはとても安定感があり、いいトレランシューズだと思います。私は2足履き潰しました。