この時期になると、私は芦ノ湖へと通う習慣がある。目的は、ブラウントラウトやレインボートラウトといった鱒族を狙うフライフィッシングである。
フィッシングのあとに、静かな湖畔をラン
4月13日、芦ノ湖でのフライフィッシングを楽しんだ後、軽くトレイルランニングを行った。芦ノ湖は都心からのアクセスも良く、趣味であるフライフィッシングとトレイルランニングの両方が楽しめる、個人的に非常に気に入っているフィールドである。
今回走ったのは、芦ノ湖の西側に位置する「芦ノ湖西岸歩道」で、箱根町から深良水門までの往復約19.6kmのコースであった。アップダウンが少なく、観光客の姿もほとんど見られない静かな道であり、初心者にもおすすめできる優しいトレイルである。反面、走力のあるランナーには物足りなさを感じさせるかもしれない。
原点に立ち返るトレイル
このコースには個人的な思い入れがある。トレイルランニングを始めたばかりの頃、足慣らしの目的で何度も走った思い出の場所でもある。一年ぶりにこの道を走ってみると、トレイルランナーの数が明らかに増えており、夕方の時間帯にもかかわらず、6名とすれ違った。ここでも、トレイルランニング人気の高まりを実感させられた。
駒ヶ岳を望む絶景スポット
芦ノ湖西岸歩道の中ほどにある「真田浜」からは、駒ヶ岳が真正面に見える。湖面越しにそびえるその姿は美しく、心を静かにさせてくれる。この景観もまた、このトレイルの魅力のひとつである。