かねてから一度は挑戦したいと考えていた「たまリバー50キロ」を、4月7日に走ってきた。
「たまリバー50キロ」とは?
「たまリバー50キロ」とは、東京都と神奈川県の県境を流れる多摩川の東京側河川敷に整備された、羽村市から大田区まで続く約50kmの遊歩道である。実際の距離は約53kmに及ぶ。
このコースは、信号や交通の妨げが少なく、道幅も広いため、ロング走やLSDの練習には最適である。
UTMF(STY)に向けた実践練習
自分には、ハセツネ(71.5km)や伊豆トレイルジャーニー(75km)といった山岳レースの完走経験がある(タイムは決して誇れるものではない)。しかし、いずれのレースにおいても後半で大きく失速しており、持久力に対する不安を常に抱えていた。
今月末に控える「UTMF(STY)」に向け、最後の実践練習として、どうしても50km超の距離をロードで走っておきたかった。
今回のルートは、羽村取水堰をスタートし、羽田の大師橋緑地までの「たまリバー」全区間を走破。その後、さらに少し足を延ばして羽田の「大鳥居」まで走った。走行距離は54.2km、途中2回の休憩を挟み、トータルタイムは5時間57分であった。
イーブンペースとLSDの効果
序盤からペースを意識して抑えたことで、最後まで大きなペースダウンもなく、一定のリズムで走り切ることができた。直近の練習で継続して取り組んでいた3時間のLSDが、確実に成果として現れた感触がある。
コース上には500mごとの距離表示が整備されており、長距離ランのモチベーション維持にも非常に役立つ。景観も変化に富み、多摩川の春らしい風景を楽しみながら、気持ちよく走ることができた。
総括
一部、案内表示が不明瞭な箇所があるものの、全体として非常に整備された良コースであり、また走りたくなる魅力がある。UTMF(STY)前に、この「たまリバー50キロ」を走っておけたことは、自信と安心感をもたらしてくれた。