2012年の元旦からランニングを開始した。
最初はわずか2kmのウォーキングからのスタートであった。
これまで運動といえるようなことは一切してこなかったため、いきなり走ることができないのは、自分自身が最も理解していた。
無理をせず、まずはウォーキングから始めることに決めた。
2日に1回のペースで、ジョギングとウォーキングを組み合わせたトレーニングメニューを作成し、徐々にジョギングの割合を増やして走行距離を伸ばしていった。
1月の月間走行距離は54.3km。初月としては上出来といえる成果であった。
2月からは、ゆっくりと時間をかけて長距離を走る「ロング・スロー・ディスタンス(LSD)」を取り入れた。
LSDは、脂肪が燃焼しやすい身体づくりに効果的であると言われている。
初めての2時間LSD走では、後半に脚が止まりボロボロの状態になったものの、最後まで歩かずに走り切ることができた。
ランニングは、少しずつ生活の一部となり始めていた。
日常の食事バランスや摂取カロリーにも気を配るようになり、健康意識が高まっていった。
2月の月間走行距離は117.3km。ランニングと食生活の改善により、体重も減少し始めた。
3月も、平日のジョギングと週末のLSDを基本とするトレーニングを継続した。
体重が減少するという成果もさることながら、それ以上に「ランニングが純粋に楽しい」と感じられるようになったことが、継続の大きな原動力となっていた。
3月の月間走行距離は169.1km。
そして、当初の目標であった「3ヶ月で10kg減量」を見事に達成することができた。
(続く)