1シーズン目の宿題、3月の北ノ俣岳大斜面を滑ること。
1泊2日で2シーズン目に行けました。今までで最高の山スキー・BC経験。
1日目は神岡町の和佐府橋を7時前にスタート。
昨シーズンに比べて雪は格段に少なく、
場所によっては前日までアスファルトが出ていたであろうところに15cmほどの新雪。
雪が舞うなか林道を6kmスキーで歩き、3時間弱で飛越トンネルに到着。
道標なども地上にくっきり出ており、ここからの急登も灌木が出ていました。

飛越トンネル
ここでスノーシュー・スノーランシューズに履き替え急登。
すぐに降りてコルで再びスキーに換装。
昨シーズンよりだいぶ手際よく短時間になりました。
スノーシューなら脛から膝のところをスキーなら足首から脛ぐらい。

飛越トンネル前は地面も
標高1,700mの稜線に上がれば細かなアップダウンの繰り返し。
一度1,600mのコルに降りて、1,850mまでのハイクアップ。
その後は2,000mオーバーの寺地山まで細かなアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げていきます。
この間ずっとシール歩行。
まぁまぁ板が沈むのでキツイのですが、昨シーズンは1日目1,600mのコルまでだったので順調。
寺地山には8時間強で到着。

新雪の樹林帯
視界はあまりないなかコルまで下り、
またなだらかなアップダウンを繰り返しながら2,050mまで上げていくと、
ようやく北ノ俣岳避難小屋に到着。10時間弱。
もちろん先行者0の静寂の世界。
だいぶ陽が長くなりまだまだ明るいので、
荷物をデポし、早々に1本目のハイクアップ・滑走へ。
新雪で沈むなか標高差250mくらいでこの日は終了。

モンスター
翌朝は小屋の中でマイナス10℃、寒い。
6時半にスタート、素晴らしい晴天の中、バラクラバを3重にしてハイクアップ。
幸い風は弱く、ダウンを着込んでいましたが早々にぽかぽかになり1枚脱ぎます。
標高2,450m付近でクトーを装着。稜線に出る直前はさすがに硬かったですがクトーがよく効きました。
1時間50分で北ノ俣岳山頂に到着。素晴らしい景色。

山頂道標と薬師岳

黒部五郎岳

槍ヶ岳
さぁ、このためにここまで来た大斜面の滑走へ。
滑り出しは硬いバーンで慎重に。
すぐに雪面は柔らかくなり始め、シュカブラの中を硬い雪面と柔らかい雪面が交互に出てきて少しテクニカル。
標高2,450mあたりからは極上のパウダーとちょうどいい傾斜のオープンバーン。
こんな素晴らしい滑走は初めて、思わず声が出ます。
大きくターンをしたり、スピードを出したり、縦横無尽にコースを変えたり、こんな自由な滑走は初めて。
あっという間に標高差550mを滑り降り避難小屋に到着。

北ノ俣岳避難小屋
まだ時間があるので途中までもう1本。
標高差400mを登り再度ドロップ、気温が低く雪が緩むことはなく極上のパウダー。
あっというまに滑り降り、デポした荷物をパッキングして帰路へ。
振り返ると、シュプールと、昨日は見えなかった北ノ俣岳の山容が素晴らしい。

シュプール

北ノ俣岳の大斜面
10時半に出発し、基本はシール歩行で、下りは2か所滑走モードに切り替え。
途中3か所はウォークモードで板を手に持ってツボ足。
飛越トンネルには15時に到着。

寺地山から振り返って

道標がくっきり

晴れた飛越トンネル
林道はほぼスキーの自動運転で、最後の方は雪切れが4か所ほど。
1日で雪が融けてしまうのが3月なのと、やはり今シーズンは雪が少なかった。

雪切れ
16時前に到着して無事帰還。
これで今シーズン一番行きたかったところは行けました。
山スキー・BCの素晴らしさをこれまでで一番感じることができました。