富士登山競走なんとか完走。
今年はUTMFで負った怪我で少し出遅れたとはいえ、傾斜トレも去年よりも負荷高い速度で出来てるし、練習も思ってた通りに積めていた。ギリギリまで試走はしたが、調整もそれほど失敗したとは思わなかった。疲労も感じない。
つまり、全くもって言い訳するような要素はなかった。

目標はPBの7分更新。3:15切りに定め、最悪でも18分は切れるだろうと思っていた。

すぽるちばでポーズ

タッキー、大瀬さんと

スタート前、一昨年以来の、消防士の方のエイエイオーがあった。去年は谷川真理さんがされていたが、やはり富士はこの方が良い。
同じ思いの方も多数いたみたいで、Yahoo知恵袋等、様々な媒体を通して再登板のリクエストがあった模様w

エイエイオー！
エイエイオー！！
エイエイオー！！！

心臓の鼓動が早くなる。
入り混じる期待と不安。

キャットさん、キヨピーさん、サンポさん、上杉さん、それぞれと健闘を誓いあって、スタート。

馬返しまでは55分で行く予定。試走のタイムなどを鑑みても、本場としてはそれほど速いペースではない。なので、余裕を持ってトレイルに入って、そこからあげていくつもりだった。

序盤こそスムーズに入ったが、最初の浅間神社までの3キロで意外と疲れとキツさを感じた。とにかく暑い。キャットさんや西くんも苦しそうで、いつの間にかいなくなってた。
上杉さんと暫く一緒にすすみ、エルワンさんをさがすとかなり前方に。ソーケンさんもチラッとみえる。今年はみんな割とロード飛ばしてる？
追いつくか迷ったけど、そのまま自分のペースを保つことに。
しかし、心拍数がさがらない。常に172あたりをキープ。抑えてるはずなのに、レースだからか、暑さからか、徐々に削られていく。

結局、馬返しには55:35で到着（想定タイム53～55分）。
タイムはまあ許容範囲。しかし、思った以上に削られている。暑すぎるので、水を首にかけてもらう。

馬返しから5合目は割とこだわっていた部分。とにかく歩かず、ステップを踏んで全て走る。
ここからリズムを作って、後半に繋げる。それしか考えなかった。
5合目通過。
1:42:45（想定タイム　1:38～1:40）
ヤバイ。経験的に普通に走っても馬返しから45分位でいけるはずが、47分もかかってる。そんなに悪い感じしなかったが。。。
どこか調子が悪いのかな？暑いからか？
正直、2分以上の遅れはこのレースは致命的なので、かなり焦った。

6合目までのトレイルもなんとか走り通す。でもノロノロ。歩いてる選手と変わらない速度。焦りからか、疲れが一気に襲ってくる。

-6合目-
ステップはまだ踏み続ける。

7合目手前のスイッチバックでついに歩きを入れる。
ここでやはりというか、残念な現実を再確認する。僕は歩きが他の選手より、かなり遅い。。回転も歩幅も劣っている。。分かってはいたが。。ここまでとは。

歩きに変えたことにより、一気に溜まる乳酸。かわした人に追いつかれはじめる。

そして、自分が一番嫌いな岩登りが始まる。とにかく、掴めるものは全部掴んで登る。おお！意外といい感じかな？と思った矢先、両内転筋が攣った。

あうっ。と声をあげて暫く停滞。また進み始める。ノロノロ進んでいると、西くんが追いついてきた。
ヤバイ。勢いが違う。

「ヤバイね。このままだと20分も切れない。。。」（ナミネム）
「お互いやれるだけやりましょう！」（西君）

軽やかにかわしていく西君。
と思いきや、数メートル先でふくらはぎを攣って、プルプルしているｗ
もうみんな満身創痍。JSTの鶴見さんもつっているみたいで、きつそうだ。みんな同じなんだと思うと、なんだか面白かったｗ

結局は西くんは、攣りが治まって、先にいってしまった。

岩場を抜けた。本当なら、ここから、上げなければならない。もう目標には届かないが、8合目関門に2:54に到着しなければ。そうしないと20分切りすら厳しい。。

しかし、さらにペースが落ちる。とにかく歩きが遅いので、ステップを踏むしかないが、踏めない。すぐ歩きに変わる。
気持ちは焦るが、リズムに乗れず、心はほぼ折れつつあった。

8合目関門到着。
2:59:10（想定タイム　2:52～2:54）
目標からは7分遅く、去年よりも3分遅い。ぶっちゃけ、ここで心が折れた。

結局、そのまま流れで進む。
9合目通過。
上から、みかんさん、モモコさんであろう声が聞こえてくる。

「ナミネムー」
「ナミネムー」
「ナムナムー」

もう少しで、今年もお会い出来る。
嬉しさと、情けなさで涙が出てくるので、サングラスをかける。

余裕はありそうですが、全くありませんｗ

『遅いよ！なにやってんの！走れー！』
みかんさんの愛の鞭を受けて少し走る。でもすぐ歩くw

走れない。。

そして、ゴール！
直後は足が攣って立てず。。

ゴール写真

このあとぶっ倒れましたｗ

3:25:17（想定タイム　3:14:59～3:19:59）

全くの完敗でした。
見事に富士山に弾き飛ばされた感じ。

「なめんなよと。」

でも、、
富士登山競走はやっぱり最高の大会でした。
なぜなら、上に行けば行くほど知り合いに会える。待ってくれている人がいるから。

小伊藤さん、アッキーさん、佐藤さん、キケガワさん、ローザさん、モモコさん、ユキさん、みかんさん、ムギちゃん、あやっち、山口君。
※走ってる時視界狭く漏れていたらすいません。

皆が背中押してくれたから、心が折れてもゴールできました。
また来年、今年の自分を丸っと含めてガツンと勝ちに行きます！！

課題としては、歩きの強化。
そして、ロードの強化。
とにかく、1からやり直します！

一夜明けて思う。やっぱり富士山はいいねw
来週の富士登山駅伝にむけて、切り替えて頑張ります！

「エイエイオー！」

見事総合5位のかっちゃんを囲んで。

ゴール後。みんなで。