こんにちは、JUNです。
●1日目:上高地~横尾~蝶槍~常念岳~常念小屋
●1日目:テン場の様子
●2日目:常念小屋~大天井岳~燕山荘
2日目の宿泊地の燕山荘へ到着しました!今日の行程は短かったので13時事には着くことができました。
先ずは急いで寝床を確保しなくては。今日は土曜日の晴天なので小屋もテン場も混雑が予想されます。

テン場に行くと既に沢山のテントが所狭しと建てられています。「マジで!?もう場所が無いんじゃないの?」と思うほどの多さでした。
この燕山荘への一番多いアクセス方法は、麓からここまで直接登って来れる合戦尾根ルートです。そこを多くの方が朝一番で登ってきて、まずテントを建てて燕岳へ向かったりくつろいだり、そんな感じの方が多いのだと思います。
なんとか空いているスペースを見つけました。普通のテントでは建たないであろうこのスペース。私のもう一つ持っている幅120cmのテント(結構小さめ)でも建たないと思います。

そこに今回の幅100cmのテントならスッポリと入りました!建てるのも簡単で設営を終えるのに5分もかかりません。もちろん撤収も楽です。これは山では超大事。

本日の寝床からの景色ですよー!素晴らしい!!

テントを建て終わったら、みんなで小屋にごはんを食べに行きました。そとのテーブルには空きが無かったので小屋の中で食べました。中の食堂スペースは広々としていて空いていました。

天ぷらうどんを食べました。私はこういう時にはほぼカレーを食べるんですが、今日は醤油味が恋しくて珍しくうどんを選びました。普通のうどんですが山の上ではメチャクチャ旨かったです。

それとデザートセットでアイスコーヒーとベリータルトです♪山の上でこんなにも贅沢なものが食べられるなんて。小屋に感謝です。

小屋から見た風景。所狭しと並ぶテント。私たちのテン場はこのテン場の更に奥の見えない位置です。この後もまだ何組も隙間にテントを張っていたし、まだまだ登ってくる人がいたので、テン場を利用したくてもできなかった人も多かったと思います。
燕山荘のテン場は意外と狭く約50張しか建てられないので、利用する場合は注意が必要ですね。

さて、燕岳に向かいます。私以外の二人は燕岳には登った事があるようで、K田さんは行かないという。渋井さんは悩み中で、とりあえず休みたいという。私は面倒な事は先に済ませたい派。
なので私1人で行ってくることにしました。サコッシュに水分とその他を持って身軽に行ってきます。

有名なイルカ。

北アルプス1美しいともいわれる燕岳は、花崗岩とその風化でできた砂礫、緑の植物が織りなすコントラストが美しい。

勾配もキツイところは無くハイキング気分。自然に足も軽やかに進みます。

あっという間に山頂へ到着。山頂は狭くてプチ写真渋滞。取った後も留まる方がいて、余計に混雑していた。混雑した日はすぐに退いてほしい。。

形式的にパシャっと撮って、直ぐに帰ります。

帰りも足取り軽やかに、50分のコースを走らずに35分くらいで帰って来ることができました。

贅沢な事に今日は時間が有り余っている。3人で合流しベンチに座って色んな談笑をしたり。他の2人はファッションが大好きな人たちなので、私の知らない事をたくさん知ってて聞いてて面白い。
その間も絶え間なく登ってくる人たちがいる。聞けば今日は小屋泊のかたは1畳のスペースに2人だそうな。考えられへん(汗) K田さんは小屋泊なので後にあまり眠れなかったそうな。
小屋の食事時間は人数が多い関係もあり速い。同じころにテント組も晩ごはんにすることに。メニューはいつもの。今回はテーブルが空きそうもなかったので、丘の上が空いてて良さそうだったので、そこに持参テーブルを広げた。山では平らなところなんて中々ないので、テーブルはかなり重宝します。私のは折りたためてジャマにならず超軽いのでオススメです。

こんな景色を見ながらの食事です。

私たちが来た時は誰も居なかった丘なのに、人が居ると他の人も来るもの。入れ替わりで何人もの人が来て落ち着かない時間帯もあった。せっかく誰も居ない場所を選んだのに(汗)
写真は分かりずらいですがブロッケン現象です。太陽の光で雲に虹の輪ができ、その中に自分の影があります。

日が沈む。今日は美しい景色を沢山照らしてくれた。ありがとうまた明日。

テントの中でもテーブルは活躍します。右のボトルにシリアルと柿ピーなどを入れましたが、行動中は全然食べたくありません。私のスタイルには合わないようです。

散らかったテント内。荷物を置いて寝るには十分な広さ。散らかってるのは衣類を乾かす為と、撤収時のパッキングのためにあえてザックから出しているため。雨が降っている場合はドライザックに入れちゃいます。

テントの中で映画を1本見てしまいました。作品は「岳」。山で山の映画を観る。疲れもあってボロボロ泣いてしまいました。人死に過ぎ(汗)
就寝後、暑くて目が覚めた。風はあったけど冷たくなく気温は低くない。結露をしていたのでテントの入り口を開いた。それでも寒くないので途中から全開にして結露を飛ばしたけどそれでも寒くなかった。0時頃だったけどすっかり目が覚めてしまったので、星を観たり横になってゴロゴロして過ごした。ちょっとウトウトできたかな?
沢山の星は出ていたけど驚くほどではなかった。私は田舎者なので。手持ちではブレてしまう。

寝れないので、早めに起きて撤収する。そして今日はゆっくり朝の移り変わりを観ようと思った。



燕岳も槍ヶ岳も今年は見納めか。。。


帰りは下りオンリー。気持ちと心肺には楽だが足の負担が大きいので慎重に。合言葉は「油断大敵」。

早朝すぎて合戦小屋は開いておらず有名なスイカは食べられず。


北アルプス三大急登という名に恥じず、段差の大きい急勾配がずっと続く。確かにこれをずっと登るのは大変だ(汗)

中房温泉まで無事に下山できました!久しぶりにバシャバシャ水を使って手や顔を洗えるのが嬉しい!ホントならここで温泉に入りたいところですが、早朝のためまだ開店せず。

朝一番のバスで帰れました。後からどんどん降りてくる人が増え、遅かった人は乗り切れずに40分後の増発便を待つことに。

中房温泉~穂高駅。K田さんの車で温泉と食事に案内してもらった。温泉でサッパリ!食事は名物の山賊焼き。おいしかった!

穂高駅~松本駅。2両編成の電車がメチャメチャ混んでた。登山シーズン位増発すればいいのに。松本駅から車で3時間半。無事に帰れました。
今回の参考は初めての2泊縦走。2泊はしたことがあるけど、縦走は初めて。やはり初めて経験して分かる事がたくさんあり学びの多い山行だった。持ち物はもちろんウェアの選択だったり。今回の経験を生かした次の挑戦が待ち遠しい。
以上。オツカレ~!!