北海道一周4,000km・49日間の自転車旅日記。
北の大地に広がる豊かな自然、歴史、文化、食との出会いを綴る。
【期間】2023年7月25日〜9月11日(49日間)
DAY30:2023年8月23日(水)
久種湖畔キャンプ場 発→北のカナリアパーク→沓形港→(フェリー)→鴛泊港→沓形岬公園キャンプ場(泊)
DAY30移動距離48km
累積移動距離2,316km
映画のロケ地「北のカナリアパーク」へ
昨夜は強風に悩まされた。
テントを揺らす風の音が眠りを浅くし、少々寝不足の朝。
まずはいつものようにセイコーマート(セコマ)で軽く朝食をとり、出発。

最初の目的地は、映画『北のカナリアたち』のロケセットが残る「北のカナリアパーク」。
本来であれば正面に利尻山の雄姿が望めるはずだったが、残念ながら雲に隠れていた。

天候を読み、旅程を再調整

礼文島から利尻島へのフェリーを鴛泊港行きに変更。
本来は明日、利尻山(標高1,721m)に登る予定だったが、予報を見る限り天候の回復は望めず、登山は断念。代わりに利尻島一周ライドへと切り替えた。
利尻の玄関口・鴛泊港では、海の駅のサイクルステーションで空気入れを借用。こうした設備が整っているのは、自転車旅者には本当にありがたい。


バフンウニ丼に舌鼓

昼食は、今回の旅でも楽しみにしていたご当地グルメ。
奮発して、利尻産バフンウニの生ウニ丼をいただく。
とろけるような濃厚な旨みと甘み。これで今回の旅で目指していた奥尻島・積丹半島・利尻島の「ウニ三大名所」を制覇した。
利尻自転車道で沓形へ

午後は、利尻富士の山裾をなぞるように続く「利尻富士利尻自転車道」を走り、沓形方面へ。
雲に隠れていた利尻山も、一瞬だけ顔をのぞかせる瞬間があった。
標高はそれほど高くないが、海から立ち上がるその姿には、やはり風格がある。

絶景ロケーションのキャンプ場

今夜の宿は、「沓形岬公園キャンプ場」。
目の前には広がる海、背後には利尻山。まさに絶景のロケーションに位置するキャンプサイトだ。
ただし、敷地はやや狭く、他のテントとの距離はやや近め。
午後以降、利尻山の山頂にかかる雲は切れることがなく、その全貌を拝むことはできなかった。

温泉で身体を労わる
この日は疲労と空腹も重なり、調理する気力もなく、徒歩で市街地へ出て外食で済ませることに。
日帰り温泉は、「利尻ふれあい温泉」へ。
炭酸水素含有量が国内トップクラスという温泉で、清涼感ある湯にゆったり浸かりながら、旅の疲れを癒した。

