高松駅を起点・終点とする約1,400km、22日間の四国一周自転車旅日記。四国の自然、歴史、文化、食に触れた日々を綴る。
期間:2024年10月1日〜10月22日(22日間)
DAY12:2024年10月12日
四万十市発〜大岐海岸〜第38番札所 金剛福寺〜足摺岬展望台〜白山洞門〜道の駅 めじかの里 土佐清水〜竜串海岸〜道の駅 大月(ふれあいパーク大月) 〜宿毛市泊。
DAY12移動距離118km(計828km)
DAY12累積標高差1,168m(計6,611m)
美しい砂浜が広がる大岐海岸

今日は移動距離が100km超と長いため、早朝5時半に出発。山間部を抜け、再び太平洋へと向かう。
白砂とゆるやかな弧を描く大岐海岸には、週末らしく多くのサーファーが波間に漂っていた。
空海が開いた金剛福寺

足摺岬にある第38番札所「金剛福寺」にお参り。清々しい空気に包まれ、心地よい“気”を感じる場所だった。
第37番札所「岩本寺」からここ金剛福寺までは、四国霊場の中で最長距離の札所間であり、その距離なんと86.5km。徒歩では約30時間、3泊4日を要するとされる。「足を摺るように歩く」と言われるほど、まさに苦行の道だ。

荒々しい海と岸壁の絶景、足摺岬

四国最南端に位置する足摺岬は、荒々しい海と断崖が織りなすダイナミックな景観が魅力。白亜の足摺岬灯台が、青い空と海に映えて美しい。
岬の突端「天狗の鼻」からは、灯台を間近に望むことができ、絶好のフォトスポットでもある。
海が削った白山洞門

足摺岬の先端にある「白山洞門」は、波によって浸食されてできた海蝕洞。見る角度によってハート形に見えることから、恋愛のパワースポットとしても知られている。
海岸まで下りるには、ややきついアップダウンがあるが、それを乗り越える価値のある景観だ。
宗田節のソフトクリーム

「道の駅 めじかの里 土佐清水」で見つけた宗田節ソフトクリーム。まさかの魚節×スイーツの組み合わせに驚きつつ、試してみた。甘さ控えめのバニラに、香ばしい宗田節の風味が意外と合う。これは“アリ”だと思う。
ちなみに宗田節とは、ソウダガツオから作られる節のことで、カツオ節より血合いが多く、コクと香りが強いのが特徴。ここ土佐清水市は、その宗田節の生産量が日本一を誇る。